夏休み、虫好き、全員集合ダヨ〜っ!

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先日イラストレーターの那須慶子さんに誘ってもらって「虫展」デザインのお手本 に行った。内覧会だったので、虫もすごかったが来ているお客さんも派手で、どちらも鑑賞、うふふ。「デザインのお手本」というだけに、昆虫のありとあらゆる部位からデザインのヒントをもらえるみたい。ロボットをデザインしている人などは昆虫をよくよく観察しているのだろう。足とか、触覚、羽とか、目とか、どこもかしこも巧くできているものね。映画で、ヒーローが巨大昆虫と戦ってやっつける場面、本物の昆虫だったらすごい瞬発力、スピード、巧みな動き、人間なんて、同じサイズだったら、瞬殺だよねぇ。展示の入り口付近に憧れの昆虫たちの標本が大きな展示ボックスに大集合、これがまた飽きないんですよ。夏休み企画ということなのか、昆虫博士的なお兄さんがあちこちに待機していてなんでも説明してくれるみたい。標本の係りの博士さん、一日話を聞いていたいくらい。

 

昆虫標本

 

小坊の頃、牧野の図鑑をただただ眺めているだけで幸せだったのを思い出した。牧野の図鑑は、昆虫でも種によって違う本で、セミカメムシの仲間、蝶、甲虫とか分かれていた。ボルネオとかのゴージャスな昆虫が素晴らしいイラストレーションで描かれていて、一つ一つ見るだけで、それだけで!超充実な夏休みなんだよね。「ボルネオ」ってつくづく行きたかったものだ。そして、蝶やらセミやらだけじゃなく神秘的なカビとか、菌とかきのこの本もあったなぁ。

 

展示に戻ると、暗くしたひと部屋にはテカテカに綺麗な甲虫たちの映像があって、お〜、カラフルな甲虫たちに混じって私が大好きだった「シーツノゼミ」が登場。あれが好きな人、やっぱりいたんだな。同志を見つけた気分ですよ。これは色もサイズも地味ではあるが、横から見て大きな「C」型のツノを持ったセミ、名前も可愛いでしょ。

 

美しい甲虫

(残念ながらシーツノゼミは撮り損ねました、涙)

 

あんなに舐めるように図鑑を見て憧れていた自分も、結構名前など忘れていることに今回気づいた。その上、思い出は、もしかして自分のファンタジーだったりして…もはやそこんとこもよーわからん。歳とともにだんだんボロボロ、砂のように落ちて行くのかな。寂しいような、余計に愛おしいような…。

 

会場にこの展示の企画監修の養老孟司先生も来ていらっしゃった。これもまた懐かしすぎなんだけど、子供自分養老先生のお母様が地元のお医者さんで年中お世話になっていましたよ。当時は大塚先生ってお名前だったから、なんで急に大人たちが養老先生って呼ぶようになったのか、きつねにつままれたみたいだった。祖母によると先生は、その昔人力車で往診していらした時があって、そりゃあお綺麗で有名だったんだって、そういえば、髪を真ん中分けのお団子にした色白の優しい感じの人だったなあ。もう一人地元の「せーがん先生」この方は話す前から注射打ってくるみたいな怖い先生、親が「おおつかせんせー」に行くと言うと、ホ〜ッと胸をなでおろしたものです。

 

なぁんてことをこの展示を見たら次々に、芋づるのように思い出しちゃった。子供の頃の記憶って、本当に不思議。いろんな色や匂いや音と一緒に、まだまだ結構残っているようでした。

 

虫展

 

コウロギ食

(あ、そういえば、コーロギも食べたんだっけ、調味料の味が勝っていて、普通に食べられました。

 

 

21_21 DESIGN SIGHT 企画展

虫展 デザインのお手本

 

21_21(東京ミッドタウン・ガーデン内)

2019年7月19日(金)ー11月4日(月・祝)

10:00〜19:00(入場は18:30まで)

休館日:火曜日

 

| 文化〜っ! | 09:27 | comments(0) | trackbacks(0)
旧神奈川県立美術館

日影ひろみさんに誘われて鶴岡八幡宮にある「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」に行った。ここは以前「神奈川県立美術館」だったところ、日本最古の近代美術館だそうで、ル・コルビジェに師事した板倉準三が設計した神奈川県の重要文化財。数年前老朽化と土地が借地であったなどの理由で取り壊しにいたるところだったのが、反対の声が大きかったのかな、修復することに決まりこの2年間ずっと工事中だった。このほど修復が終わり、5月6日まで建物内部と改修工事までの軌跡を紹介する展示「新しい時代の始まり」が開催されている。

 

この美術館に、私は本当にお世話になったなあ...。パウル・クレー、ムンク、アンソール モランディ。今上野の美術館で展覧会があったら、混んでいて、ストレスまみれになりながらも、それでもせっかく来たんだからと必死で見るんだけど(言い過ぎ?)当時全然違ってた、随分と空いていた印象なのです。のんびりと絵の醸し出す空気に浸りながら悠々と見ることができて、そんな贅沢できたことにひたすら感謝、感謝...。

 

それでも、絵を見ることに精一杯だったからか、美術館の建築までには目がいっていなかった。今回の修復の過程の展示を見て、初めて気がついたことも多いし、もしくは昔の状態をすっかり忘れているか。柱やドアの色、建てられた当時の色使いに戻したそうで、シャープでモダンで素敵、階段と壁の間にわざとちょっとした隙間がとってあったり、手すりが床までぐるっと綺麗なカーブを描いていたり、キャラメルのような四角い形やら、源平池の光の反射がゆらゆら映る天井やら、アールの入った手すりとか。居ればいるほどもっともっといろいろ発見できそう。心込めた建物ってそういうものなんですね。取り壊しにならなくて本当に本当に良かった。

 

 

 

 

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| 文化〜っ! | 22:15 | comments(0) | trackbacks(0)
アミューズミュージアム 「美しいぼろ布展」

イラストレーター女子会があって、浅草のアミューズニュージアム「美しいぼろ布展」を観た。

 

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「本展覧会では、当館の開館年でもある2009年に、『BORO つぎ、はぎ、いかす。青森のぼろ布文化』を出版なさった、写真家・編集者の都築響一氏が新たに撮り下ろした写真作品34点と、現物のBOROを同一空間内に展示することで、美術館全体をひとつの大型インスタレーションとしています。粗末なぼろ布に現れた思いがけない美の世界。消費文化の対極のアートをご覧ください。」

 

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浅草のアミューズミュージアムは閉館するということで、なんと、初めて行ったのに閉館か…。布関係の面白そうな展示が色々あったようです。綿は育たない寒い青森で、麻布を寝具に、着た切り雀の着物に、破れたら繕って、搔巻のような寝具などは床に置くとツギハギの力で立ち上がるくらいの「ぼろ布」。偶然70年代に世界中流行ったデニムのパッチワークジーンズみたいに見えるのだけど、こっちのが先でした...。この「ぼろ布」を収集、保存してきた田中忠三郎氏がこのミュージアムの名誉館長ということで、黒澤明の「夢」にこのコレクションが使われている。例によって無知不勉強だから、しかし何を観ても新鮮です。

 

藍の「ぼろ布」はインスタレーションのように都築響一氏の写真とともに展示してあり、触れたりもできるのです。が、私は触れられなかった....厳かで残酷な磁力があって、あまりにも色々吸収している布だから、ズシーンと重くなるような、美しいと簡単には言えない気持ち。廃墟とか、事故現場、重い歴史のある土地のような。もちろんそれなりに生活の喜びがあったとしても、こうして見ると、どうしようもない貧しさがズンズン心に響いてくる。....すみません、突然飛んで...テニス選手の大阪なおみが父の国ハイチへ行った時に、「humbled」と言っていた。飲み水を取りに行くのにも長いこと歩いて行くような貧しい村の暮らしについて、「謙虚な気持ちになる」というようなこと。スターですごいお金を稼いでいるのに、なんか素敵だなと思ったり。ところが、この展示はまあ日本で普通の地味な生活をなんとかしているフリーランスの私でも、すごーく謙虚な気持ちになりました。展示の説明に「そっくり復刻して、フランス語かイタリア語のタグと高い値段をつければ、そのままハイファッションになるにちがいない」とあったけど、それは素直に受け取れない厳しい教えのようなもの出ているような気がして仕方ありません。

 

で、同じ津軽のものでも、同時に展示してる、ひし刺、こぎん刺しの前垂れには、色が綺麗!だけでない明るさや華やぎが感じられます。若い女性が、嫁入りのために腕をふるって前垂れに刺繍をしたもの。布を丈夫になるのが元々の目的なんだけど、それはそれは細かく、それぞれが色の組み合わせやデザインに凝って作ってあるのです。一枚作るのにどれだけ時間がかかったんだろう。冬の農作業がないときにチクチク作っていたのでしょうね。実際に使用していたものなのに、保存状態が素晴らしくて細かく刺繍された布の強靭さに驚いた。

 

ところでこぎん刺繍って昭和にかなり流行っていたはず、祖母が帯を作ろうとしていたのを覚えています。この展示で見た細かい津軽のひし刺しの3倍くらい緩いものだったけど、一段一段平行に刺していくうちに縦の模様が浮き出てくるのが面白かった。子供の頃学校で習った覚えのある「スエーデン刺繍」も同じ原理。こちらは、裏まで刺さずに布の表面の目を拾っていくのですが、やはり一段づつ横に刺していくから、全体像が後半一気に見えてくるのでワクワクしました。貧しく寒い津軽の地でも、刺繍をするのは楽しみだったのだろうな。「ぼろ布」に比べて場の空気が華やいでいるので救われた。

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| 文化〜っ! | 13:24 | comments(0) | trackbacks(0)
「新・北斎展」に行ってきた

先日「新・北斎展」観に六本木ヒルズの上にある森アーツセンターギャラリーへ行きました。やはり激しく混んでた。その前に行った「ムンク展」もやはり混んでいたけど、なんせ浮世絵だから見る対象が小型で、かぶりつきじゃないと見えないし、絵の前から50センチくらいの床に白線が引いてあって、それ以上近寄ってはいけないの。私は押されておっとっとと絵にぶつかりそうになって冷や汗かいちゃった、汗。

 

そんな緊張と混雑でヘトヘトになりながらも、ありがたく見せていただき、的確に省略しながら切り込んでる凄い線と、デザイン、そして途轍もない画欲に圧倒されました。生涯になんども名前を変え、お金に頓着なく、出前の食べ物を食べながら、ボロを着て、朝から夜遅くまで描ききった人生のようです。93回も引越しをして…汚部屋になったら次へ引っ越すの繰り返し。で、90代まで生きている。死ぬときも後もう少し生かせてもらえたらもっといい絵が描けるのにと言っていたみたい。すごいですね、本当にすごいですね。綴った本も沢山展示されていましたが、絶対外さない超ハイレベルで描かれている。こういう偉大な先人が、日本のアニメや漫画の量と質の元になっているのですね。そして、これぞ江戸〜〜〜っ、洒脱〜〜〜つう感じ。江戸の生活の音や匂いが感じられるようなスピード感あってイキイキした情景。人物の表情のデフォルメなんかもその時代の世界のアートの先進だったわけですね。

 

掛け軸になっている大きな作品も多数出ていました。絵はもちろんウマすぎなんだけど、軸の生地がすご〜く素敵で、これは北斎本人が選んだのだろうか。草花の総刺繍とか、絵に合った柄の織りとか、こんなハッキリゴージャスな軸って初めて見ました。遊女の絵の軸先が艶々した朱の漆だったり、凝っていて、お洒落でござんした。

 

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| 文化〜っ! | 17:49 | comments(0) | trackbacks(0)
NY時代の友人が日本に来た

前回ご紹介した外苑前ギャラリーダズル 水と色鉛筆展に出かけて来ました。その日はNYにいた時によく合っていたJさんが里帰りしていて、表参道でランチ。

 

20代後半から30代にかけてNYで暮らしたのですが、当時の友人が日本に来た。いったい何年ぶりかしら。Jさんは、確か少しだけ年上だった気がしたが、思いっきり若くてびっくり。すらっとして肌がパリッとしている。NY生活の長い日本人って肌が骨にピタッとついているというか、顔が砥がれるというか、ボヤッとしていないのです。当時NYで道を歩いていて、日本人に遭遇すると、10年以上いる人なのか、一年未満なのか、はっきりわかって不思議でした。長くいる人は簡単にいうとネイティブアメリカンみたいな風貌になるみたい。骨格までが多少変って。少し彫りが深くなり雨ざらしのよく研いだ顔で、とにかく肌がピタッと張り付いている。逆に日が浅い人は、柔らかくふわっとして見える。NYというストレスがそうさせるのかなあ、それとも自然に擬態していくのかしら。他の場所ではどうなんだろうな。日本に長くいる西洋の人も、日本人に混じって長くいればいるほど態度はもとより顔自体が日本人っぽくなる人多いものね。などとぼーっと感動しながら色々話しました。話の内容は、まるで当時のようで、全く別の環境にいて、長いブランクで、色々色々お互い経験して、ずいぶん違い人になっているはず、それでも共有できるところはピタッとシンクロする、ちょっと同窓会みたいな気分でした。

 

そのJさんがダズルの展示まで一緒に来てくれて、ギャラリーではTISの会員やお客さまがもういらして、なかなかの盛況。ギャラリーには土曜も言っているはずです。というのも、お当番なんです。そして、土曜日には水彩絵の具の魔術師!!!佐々木悟郎さんの水彩ワークショップがあるよ、かぶりつきで拝見したいけど、後ろからで我慢します。

 

 

こちらは、東京浅草画廊Gei藝で展示中の沖縄三線女子の絵、こちらは会期もう少しです。

| 文化〜っ! | 07:35 | comments(0) | trackbacks(0)
鶴瓶噺2018に行った。

太田胃散PRESENTS TSURUBEBANASHI 2018 この公演のポスターのイラストレーション描きました。そのおかげで、ご招待受けて、昨日三軒茶屋世田谷パブリックシアターまで観に聞きに行きました。

 

 

このポスター80Sのポップなエアブラシで鶴瓶さんをドラッグクイーンに、そしてファーとカクテルハットという指示をいただいて、80年代大好きは自分楽しく描かせていただいた仕事です。鶴瓶さんのメイクにはコッソリ凝りまくっています。ほとんど脳内3D、ご本人にメイクしている気分。メイクのお化けにはならないように、でも80sの憧れだったイラストレーター故ペーター佐藤さんの宇宙的な華やかさも取り入れられるように、頭の中をよくマッサージしながら臨みました。もしもペーターさんが生きていられてこのお仕事をされたら、この世のものよは思えない素敵なインパクトのあるイメージだっただろうなあ。私はペーターさんが亡くなられた時よりずっと歳をとりましたが、まだほんの少しでも近づいたりしたいものです。

 

 

出来上がりはADの山口アツシさんが、素敵にトリミング、そしてロゴも素敵にデザジンしてくださって、すごく嬉しい。シアターの入口にジャーンとポスターが貼ってあって、たくさんの方が写真を撮って行かれるのを嬉しく観察してしまいました。

 

鶴瓶噺って実はもう25年目なのだそうです。毎年テーマがあるようで、今年のテーマが「前進したけりゃアホになれ」だからドラッグクイーンのポスターだったのかな?

 

で、前置きはここまで、「鶴瓶噺」って落語ではなくて、スタンダップコメディみたい。2時間鶴瓶さんが日頃の出来事や、周りの人の色々、番組の裏話、高校時代の友達のこと、ず〜っと話しまくるのですが、涙を流しながら笑いこけました。家に帰って、夫にどういう話だったのと聞かれたから、例えば、こんなの、例えばこんなの、と話してみたのですが、話しながら、これら普通にありそうな、私が言ってみると、面白くないんだな。実際「ふーん」て言われたし….泣。それがなぜそんなにもおかしくなるのか、改めてすごいな〜と反芻して楽しめました。

 

精細レベルのタイミングなのか、コメディアンの人ってリズム感もあって音楽もうま買ったり、運動神経すごい人も多いですよね。学生時代に学年に必ず一人はいる、なんか自然に面白い人のこと思い出してみた。その人が話すと、別に面白いこと言わなくてもみんな笑ってしまう、もちろん面白いこともたくさん言うんだけど、面白いこと言いいそうな、ワクワクした気持ちが高まって高まって、最高のタイミングで意外な、反応が出てくるから、私はいつも笑って泣いていた。

 

生まれ持った面白い人!で、昨日気付いたのは、鶴瓶さんの場合、笑ったところに、もう一呼吸入れて、だめ押ししてくるのが、プロだな〜、またまたおかしいのです。駄目押しのタイミングを待っている瞬間のハラハラするような不思議な不安定な気持ちが、次の笑いの雪崩現象を起こしてくる。

 

笑いって、本当に怪物みたい。不思議すぎ!!! 昨日は笑いのツボという野獣が目の前で生き生きと跳ねているのを体験できて、ありがたいなあ、幸せ者でした。

| 文化〜っ! | 10:17 | comments(3) | trackbacks(0)
金沢文庫で菜食後運慶展へ

8日の木曜日、金沢文庫資料館の「運慶ー鎌倉幕府と霊験伝説」を観に行った。イラストレーターの廣中薫さんにチケット頂いて、やはりイラストレーターの日影ひろみさんを誘ったのです。昨年大変な賑わいだった東京国立博物館の運慶展に行けなかったリベンジなり。

 

12時頃待ち合わせて、腹ごしらえに金沢文庫の焼き鳥屋さん「まいど」へ。週に何回か10食限定の菜食おにぎりランチがあるのです。大雨で寒いし開店すぐに入ったので、予約ナシだったけど楽勝!と思ったのが、実はそうではなかった。なんと私達の次に来たグループは11人目になってしまい、断られていた。すみません、ギリギリセーフだったなあ。このお店は必ず予約が必要のようです。

 

おにぎりランチは、まるごとのフルーツトマトがどっぷりおつゆに浸ったトマトの煮付け、木のスプーンで熱々をいただくと 冷えたカラダに沁みるよ〜っ! 菜の花と、しめじの和物に、かぼちゃのピュレがちょこんとのっている小鉢。カリフラワーとブロッコリーと揚げとお芋の味噌汁…、それぞれ、昔の、手で家事を切り盛りしている家庭のなつかしい匂いがする。それに、3種から選べるおにぎりを2個と、香の物、それは何でできているのかよく認識できなかったが自分ですが カリカリしてて美味しかったなあ。

 

お食後に、店の手作り羊羹と、緑茶。一煎目と二煎目を分けて出してくれる。一煎目はおちょこくらいの大きさの器にほんの少しの透明で淡黄色の液体、ちょっと綺麗なお庭の雨水かなんかみたい。そこに甘くておだしのような濃い味と香りがぎゅうっと詰まっているのです。二煎目は手に収まるくらいの茶碗できれいな深緑色。春本番という感じの味。三煎目以降はテーブルに急須と熱湯が置かれて、自由についで飲むのだけど 私はカフェイン弱いので、渋々二煎目まででガマンしておきました。

 

green tea

 

これをいただいて、昔のことを思い出した。小学生くらいの頃だったか、母方の祖母が煎茶道を始めて、何度かお茶を立ててもらったのです。ままごとのような急須に煎茶をぎっしり入れ、蒸しながら、一滴づつ小さなお茶碗にポタポタ垂らして煎れていたような記憶。よくまあガキの私にそんなことしてもらえたなあと感謝。そして 飲んでビックリ、すごく甘くて、ほんと〜に甘くて、お菓子のように甘くて…、緑のお茶の出汁が味わったことないほど濃くて、飲んだ後もずっと余韻が続いていた。

 

母に何で家のお茶はあんな味がしないのか、子供らしく聞いた。煎茶道の先生から分けてもらったものだから、そう簡単には手に入らないし、高いからそんなもの買えないヨって。その後自分で良いお茶が買える機会があると、思い切って高いのを少量買ってみたりしましたが、あの味に巡り合っていない、今一歩でケチしてるからかな、それとも煎れ方が悪いのか。

 

いや、どこが運慶だ?ってかんじのブログになってますけど、手がかけられた菜食をいただきすっかり満ち足りて、準備万端な私たちなのだった!____つづいちゃう….ホントです(^_^;)。

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| 文化〜っ! | 15:18 | comments(0) | trackbacks(0)
カウントダウンコンサートに行ってみた

 

あけましておめでとうございます。

皆様にとって今年が最高の良い年になりますように!

世界中の人々全てに今年が良く良く良く!なっていきますように。

.....大げさだけど、祈らずにいられない今日この頃です。

 

 

 

私の年越しは、珍しく横浜みなとみらいのジルベスターカウントダウンコンサートに出かけて行きました。本来めんどくさがり屋なのに、今年は頑張ったよ〜。夫が大変喜んでおりました。私は時間があったらPCに張り付いている、ごちょごちょ絵を描く以外何もしない、みたいに、たまにちくっと言われたりしている自分….そうかもしれない…とほほの面目躍如です、大げさ.....。

 

 

みなとみらいジルベスターコンサート2017

 

 

初めてだったのですが、オペラのアリアあり、オーケストラ、室内楽、盛りだくさんで、私みたいな素人さんでも、全部楽しめました。その上、出演者の皆さんはデコルテを大きく開けたドレスで、いかにもガラという豪華さ。楽器を演奏するプロの方はインナー、アウターマッスル、全て鍛えられるのでしょうね、ドレス姿が堂々としているの、いいな〜、素敵だな。

 

ドレスって本当に好きだ〜!20代の頃、カッコつけずにゴージャスな女性っぽい服をもっと着ておけばよかったな。これからだって、もう少しフェミニン志向にしようかな、いや、その前にダイエットと筋トレだな、お〜っと、うっかりすると、せっかくのライブコンサートにいるのに、こうやってくだらない思考の迷宮に入ってしまう。たくさんの観客の方々は、何を思いながら聞いているのかしら、12時が近くなるにつれて、ひしひしと気持ちが盛り上がっていくのがわかりました。そこが普通のコンサートと少し違うのですね。

 

 

カウントダウン曲目はボロディンのイーゴリ公で、お〜〜〜〜っ、昔から大好きな曲!!おかげさまでめっちゃくちゃ華やかな新年を迎えられました。帰りはとても混んでいて、大変と聞いていたのですが、スムーズに帰れて、ちゃんと睡眠も取れてw、今日は爽やかな新年。今後できたら毎年参加したいと思ってしまいました。

 

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| 文化〜っ! | 11:37 | comments(0) | trackbacks(0)
横浜トリエンナーレに行きました

「横浜トリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス」に行ってきました。今回は開催前に前売り券を買っておいたのに、とうとう出かけたのはこんなに遅く、もう10日くらいで会期が終わってしまいますね…。

 

やっぱり現代美術を見に行くのって楽しい。特にこんな機会にまとめて見られるのが、ありがたいです。しかし、予習、または、イヤフォン、パンフレット読みながらとか、私にはけっこうな集中力が必要です。さらっと見だけだと訳わかんないこと多いんだもの。一瞬のインパクトだけで楽むのも全然OKと思うのですが、説明探して、2度見、3度見して、やっと!あらあら、ふむふむ、いや〜、そうだったのかぁ、みたいなこと多いし。めんどくさいと言えばそうかもしれません。でも、近代またはそれ以前の美術だって、イヤフォンでちょっと新しいこと教えてもらうと、またまた面白さが湧き出てきたりするものですよね。 

 

まあ、そんな訳で、自分の場合、2日に分けていくべきだったかも、疲れたわ〜。横浜美術館からはじめて、赤レンガに回ったのですが、その頃にはヘトヘトになっていた。なので、終わりの方はあまりよく見れなかったな。

 

フィリピンの作家マーク・フスティアニー二のトンネルと穴の作品。鏡とLEDで視覚トリックで見せる深さ。こういう作りは遊園地なんかでも、あるある、なんだけど、その完成度が、も〜〜〜〜とてつもなくて、本当に深く深く見えるのです。特にトンネルの作品は、ショートフィルムが流されている敷居の壁に展示してあるので、「あれれ?もう一つこんなところに部屋があるのかな?」というほど精巧な作り。ほかに、ドイツ人作家クリスチャン・ヤンコフスキーのマッチョなお兄さんたちが、公共彫刻を使って、エクササイズをしている写真とか、かっこいいんだけど、おちゃめで、そこに一人だったら大笑いしてしまうな。

 

横浜美術館の入り口にある、インドネシアの作家ジョコ・アヴィアントの竹でできたやたらでかいオブジェも面白かった。しめ縄をモチーフにしているということなんだけど、入ってスグのその巨大な茶色さが、自然史博物館なんかの、ティラノサウルス待ち合わせ場所って感じ。すこ〜しバブルの棺桶みたいに見える横浜美術館のスペースをクラシックな雰囲気にしてくれてたかも。

 

中国の超有名アーティスト、アイ・ウェイ・ウェイの入り口のライフジャケットにボートは、遠目に一見お祭りのバルーンアートみたいなのに、近くに行くと生々しい、館内にある3000匹のカニの作品!ポーセレンでできているんだって。最近、歯の被せ物を入れた私は、美味しそうだけど高いだろうな〜これ。残念すぎにスケール小さい自分目線で鑑賞してしまいました。いや、すっごく素敵だったのですけど。アートでもなきゃ、こんな大掛かりで変なもの、それもこんなにたくさん見れませんことよ。贅沢な上に、随分と気持ちが生き生きすること請け合いです。

 

 

 

 

| 文化〜っ! | 17:19 | comments(0) | trackbacks(0)
ビリヤニって美味しい

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またまた久しぶりです。最近南インド料理の「ビリヤニ」を食べる機会がありました。「ビリヤニ」とはインドの長いお米をスパイスと肉や野菜で炊き込んだピラフのようなものです。もともと私は「ピラフ」が大好きだったので、しかし、最近外食で「ピラフ」に出会うことは滅多にないのです。「ピラフ」絶滅かと思っていたら、こんなところにあったのです。

 

「ビリヤニ」は南インド料理店のメニューですが、実はイスラム系の料理だそうです。ビリヤニを作る国は多く、味も色々らしい。この際、全部試し歩いてみたい気もします。私が食べたのには1.5センチほどもある、花の蕾が入っていた!!それが、噛むと突然パラゾールみたいな香りで、鼻に強烈に爽やかなんだけど、一瞬ちょっと吐き出したくもなった。しかし、こらえて噛んでいたら、これが良いのかもな〜、という諦めの美味しさがこみ上げてきました。新しい食体験って、そんなかんじなのかな。

 

粉になったスパイスだけではなくて、カルダモンその他(よくわからない色々w、昔夫の住んでたブルックリンのアトランティックアベニューに軒を並べていたイスラム食料品やさんの絶対2度と見ることもなさそうな様々な種や実を思い出します。もっとちゃんと見たり聞いたり買ったりしておけばよかった...)そんなのが、丸ごとぼんぼん入っていました。マトンの肉は、コメの中にこっそり隠されていて、掘り出すのがいそいそ楽しい。これがなんとなくイスラム的奥ゆかしさなのかな。庭園迷路の奥に咲く一輪の薔薇とか。砂漠で水がなかったら自分が飲まなくても差し上げてしまうとか。…..テロがこの頃盛んですけど、本当に素晴らしいイスラム文化ってものを勉強したい様な気持ち、数ヶ月に一度、必ずやってきます。ハーブや柑橘のオレンジや、生玉ねぎとか、がしがし混ざって、和食とは反対のところに位置する料理って感じです。

 

ビリヤニと一緒にヨーグルトに漬けた鶏肉の前菜「ティッカ」もいただいたのですが、これも、夢みたいに美味しかった。コリアンダーの葉っぱがたくさん入っていて、素敵な香水なんだけど食べられます、という感じ。ビリヤニについてくるヨーグルトソースをいっぺんにかけようとしたら、お店の人に、ダメダメ、ちょっとづつかけて違いを味わってね、って注意された。ですよね〜。

 

 

| 文化〜っ! | 18:33 | comments(2) | trackbacks(0)