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山口小夜子展が懐かしかった

一昨日の日記と前後してしまうのですが、東京都現代美術館で、28日まで開催されていた、「山口小夜子 未来を着る人」に出かけて行きました。世界的スーパーモデルだった山口小夜子さんを再認識。2007年に50代で突然亡くなられて、驚いたのですが、もう7年も経っているなんて信じられない。年だよコレ、まるでついこのあいだの様です。 


昨今のハリウッド映画とか、キャストには白人に混ざってお約束の黒人とか、東洋人がいますよね。ポリティカリーコレクト(政治的に正しいって意味だけど、偏見のない中立な態度みたいな)じゃないと、批判されるから。そんな訳で、現実は差別がしっかりあっても、東洋人でメジャーに売れている俳優もずいぶんと出てきました。


 しかし、70〜80年代、山口小夜子の時代にはそんな甘くはなかったはず。白人全盛の時代に、突然飛び出してきた、おかっぱ能面顔。当時パリコレで活躍していた高田賢三や、山本寛斎、三宅一生もがんばったから、それも幸いしたと思いますが。それにしても、当時、女性で、それもとても若くて、果敢に世界の意識改革をしてくれました。


今、再びよくよく山口小夜子の顔を見ると、極端に東洋的と言うより、猫的にくりっと小さくまとまりながら、意外とつくりが派手なのです。西洋的なメイクをしたら、なりきれる顔だし、出だしの頃強く勧められたみたいだけど、敢えて切れ長を強調して、目は丸さを抑えて、おでこは絶対見せないとか、笑わないとか、自らを創り込んでいったのですね。先のビジョンを見てそれをガンコにリアルで顕わせる人がやっぱしリーダーなんだな。


あっ、そうだ、わたし一度、ナマ小夜子を見たことがあるのです。たぶん80年代前半、一番綺麗な頃かな。横須賀線のホームで東京行きを待っていると、下り電車のグリーン車の窓にあの顔が!今ではモデルって、仕事の為に敢えて普段は素顔なことが多いみたいですが、しっかりフルメークだった。それはそれは派手で、普通の電車の窓に虎の顔を見つけた様な感じ。じっと外を見ながら遠のいて行きました。そんな状況で顔だけ見たから、「夢だったのかも…」みたいな感じが残った、でもたぶん本当ですw。


資生堂のCMや、ポスター、70年代の「流行通信」の写真等、展示は懐かしいモノだらけでした。ご本人の私物も出ていたのですが、ご一緒した山口はるみさんの昔書いたスタイル画がスクラップ帳にあって、はるみさんが嬉しそうだったわ。そう言えば、とてつもなく大好きなイラストレーター、ペーター佐藤さんの小夜子さんポートレートや、超天才ファッションイラストレーター、アントニオロペスの作品もあった。毎日の雑多な色々で、このところすっかり忘れていた、自分が好きだったあれこれにもう一度会えて、もう一度原点を思い出したりしちゃう、素敵な一日でした。


ずいぶん前に描いたやつ、あの展示を見てからだと、似てなさすぎ、ま、それでも出しちゃいます。


| 文化〜っ! | 10:30 | comments(0) | trackbacks(0)
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