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クリスマス映画「素晴らしきかな人生」

 

クリスマスになると、夫の国アメリカでは何度観ても懲りない映画があります。「Its a wonderful life」「素晴らしきかな人生」1940年制作、ジェームススチュワート主演のモノクロクリスマス映画です。今年もまた、この映画見たい感が夫の挙動からひたひたと伺えてきて、実は一昨日とうとう観てしまいました。いつもは、クリスマスの料理作りのながら観なんだけど、今回はこれについて日記に書いておこうと思ったので、しっかり観た。

 

映画のオープニングクレジットは、クラシックなクリスマスカードがたくさん出て来ます。ポイントについているキラキラのグリッターがモノクロ映画でも輝いていて、華やかです。私はカトリックの小学校に通っていたのですが、毎年クリスマス近くなると、購買に修道院経由で輸入されたキラキラしたクリスマスカードがたくさん入って来て、いつもそれに小遣いを使い果たしていました。大事に箱に入れて、年中眺めていたのですが、どこへ行ってしまったんだろう。あれは、とって置きたかったような気がします。

 

 

元に戻って….80年台から、ずっと観ているのだから、一体何度目になるのかしら、最初にアメリカではじめて観たときは、とにかくクリスマス近くなると、ケーブルテレビで何度も繰り返し放映される全くクリスマスらしくない映画。その年はまるでリスニング力ナシだった自分ですから、セリフ聞かずに見ていると、口の端から血を流しながら、汗みどろのべったりした髪の毛で、目を爛々とさせ、雪の街を走っている主人公が目に焼き付いてしまう。クリスマス映画なのに、やけに悲惨じゃないかと不審に思ったものです。

 

もしかすると、この映画はアメリカ版フーテンの寅さんのようかもしれません。アメリカの小さな町に住む主人公の周りの面々が、寅さんの登場人物たちのような、いい人ばかりなのです。町のボスのような悪役が一人いますが、ハッキリとした悪役。演じる俳優は有名な役者一家バリモア家三兄弟の一人、ライオネル・バリモアです。女優のドリュー・バリモアはその弟の孫。

 

そして、主人公ジョージの町の友人である、タクシー運転手のアーニーと、警察官のバートの仲良しコンビ、セサミストリートのアーニーとバートはここから来ているということです。この映画はアメリカ文化の味付けの一つになっているみたいです。

 

大学進学も諦め、父親の後を継ぎ、町のために尽くす主人公ジョージ、うっかり者の叔父のおかげで、大金をなくし、指名手配されます。ジョージは大きな夢は叶いませんでしたが、当時の理想的な妻、(廃屋を温かい家庭に自分でリフォームしいの、子供をたくさん産んで育てるの、夫を常にバックアップ)そんな家庭に恵まれます。その上、仕事では、たくさんの人の世話をするものですから、町中の人に慕われているのです。大金を失い、自殺して生命保険で補填しようと思った矢先、ジョージの妻や、町の人々の祈りを聞き入れて、降りて来た天使が助けようとする….と、そんなお話なのですが。

 

自分がいなかったらこの世界はどうなっているか、社会的には人間一人いなかったとしてもてもそれなりに世の中は回っていきそうだと、東洋人の自分は感じますが、一人の人間の影響力をこれほど強く語り切るって、さすが西欧、さすがアメリカ、時にはこの精神で生きるのも、自己のバランスを取るのにいいのかもしれません。

 

 

 

写真は、昔買ってずっととっておいた雑誌コレクション、「スクリーン」です。クリスマスカードは無くしたけど、代わりにこんなものがありました。この一冊はちょうどこの映画の公開月だったらしく、表紙はエリザベステーラー、「素晴らしき哉、人生!」の広告カラー1ページと中に読み物が入っていました。当時はあまり売れなかった映画だったようで、その後、じわじわとクリスマス映画の地位を築いて行ったようです。

 

JUGEMテーマ:洋画

| 映画〜っ! | 17:40 | comments(0) | trackbacks(0)
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