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旧神奈川県立美術館

日影ひろみさんに誘われて鶴岡八幡宮にある「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」に行った。ここは以前「神奈川県立美術館」だったところ、日本最古の近代美術館だそうで、ル・コルビジェに師事した板倉準三が設計した神奈川県の重要文化財。数年前老朽化と土地が借地であったなどの理由で取り壊しにいたるところだったのが、反対の声が大きかったのかな、修復することに決まりこの2年間ずっと工事中だった。このほど修復が終わり、5月6日まで建物内部と改修工事までの軌跡を紹介する展示「新しい時代の始まり」が開催されている。

 

この美術館に、私は本当にお世話になったなあ...。パウル・クレー、ムンク、アンソール モランディ。今上野の美術館で展覧会があったら、混んでいて、ストレスまみれになりながらも、それでもせっかく来たんだからと必死で見るんだけど(言い過ぎ?)当時全然違ってた、随分と空いていた印象なのです。のんびりと絵の醸し出す空気に浸りながら悠々と見ることができて、そんな贅沢できたことにひたすら感謝、感謝...。

 

それでも、絵を見ることに精一杯だったからか、美術館の建築までには目がいっていなかった。今回の修復の過程の展示を見て、初めて気がついたことも多いし、もしくは昔の状態をすっかり忘れているか。柱やドアの色、建てられた当時の色使いに戻したそうで、シャープでモダンで素敵、階段と壁の間にわざとちょっとした隙間がとってあったり、手すりが床までぐるっと綺麗なカーブを描いていたり、キャラメルのような四角い形やら、源平池の光の反射がゆらゆら映る天井やら、アールの入った手すりとか。居ればいるほどもっともっといろいろ発見できそう。心込めた建物ってそういうものなんですね。取り壊しにならなくて本当に本当に良かった。

 

 

 

 

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| 文化〜っ! | 22:15 | comments(0) | trackbacks(0)
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